先日Autoptimize(ワードプレスプラグイン)を久しぶりに使用してみたら、見事にワードプレスが停止しサーバーが500エラーを叩き出し使用不能に陥ってしまいました。
Autoptimizeはブログの高速化を行う人気のプラグインでもあり、ひょっとして同じような症状で悩まれている方がいらっしゃるのでは?と思いAutoptimizeのキャッシュファイル原因の500エラーと対処方法をまとめてみました。
ワードプレスが何らかの原因で動かなくなると、サーバーはアクセスされたリクエストに対してエラーを返してきます。
”リクエストしたページが存在しませんよ”っていう404エラーも、数あるエラーの中の一つです。
ワードプレスを運用してゆくと様々なエラーに出会いますが、原因を探り当て対処してゆかねばエラーは回復しません。
まずは冷静な状況判断と対処方法を見定めるスキルが必要になります。
今回、僕のワードプレスにが停止した事件の犯人はワードプレスプラグインのAutoptimizeです。
さて、Autoptimizeはどんな悪さをしたのでしょう?(笑)
この記事はここがポイント!
Point・Autoptimizeは便利な半面ワードプレスがエラーになるリスク有り。導入は慎重に判断を!
・Autoptimizeは定期的に手動でキャッシュをクリアする必要がある
・Autoptimizeが原因で500エラーが発生したら、サーバー容量を確認する
・サーバー容量が一杯であれば、キャッシュが原因。サーバーにFTP接続し手動でキャッシュをクリア
・Autoptimizeのキャッシュを自動でクリアする方法は今のところ無い
ワードプレスプラグインのAutoptimaizeとは?
ワードプレスを使用されている方なら、プラグインと聞けばおわかりだと思いますが、Autopimizeもそのプラグインです。
Autoptimizeの機能としては、いわゆるブログの高速化ができると謳われているシステム系のプラグインです。
HTMLやJavaScript、CSS等を使ってデザインされているWEBページを圧縮・縮小してくれて転送効率をあげることで、サイトを高速化すると言えばわかりやすいですね。
比較的設定項目も少ないし、導入しやすいこともあって人気のプラグインです。
僕は今回のエラーが発生するもっと前、実は1年前にもブログの速度向上を目的にAutoptimizeを導入した経験があります。
その時は、GoogleのPageSpeed Insightで少しばかりブログの動作速度が向上して喜んでいましたが、その後しばらくしてAutoptimizeが原因での1回目のエラー500の洗礼を受けました(笑)
1回めのエラー時には原因の特定に時間がかかり、ブログが3日くらい停止したことも有り、運用上リスクが大きいなという判断で使用を中止していたプラグインです。
なので、今回のエラーでAutoptimizeによるブログの停止は2回めということになります。
”Autoptimizeはブログの高速化にいい!”と紹介しているブログが多い中で、危険性についてフォーカスしている記事がなかったので、何処かで泣きそうになっている誰かのために原因の確認と復旧の仕方を解説しておきます(笑)
Autoptimizeからキャッシュ削除の警告エラーを無視したら何が起きる?
Autoptimizeは動作を始めるとWEBページを圧縮・縮小する過程でキャッシュファイルを作成します。
キャッシュファイルというのは、プログラムを動かす時に一時的に作成される一時ファイルと思っておけばよいです。
Autoptimizeはこのキャッシュファイルをサーバー内にどんどんと作ってゆきます。
自動でどんどん作るなら、自動で不要なものから削除していってくれればよいのですが、残念ながら自動で削除はしてくれません。
つまり、無尽蔵にキャッシュファイルが増えてゆきます(笑)
カンの良い方は気づかれたかもしれません。
ファイルがどんどん増えてゆく。
↓
サーバーの容量が無くなる
↓
サーバー容量が枯渇する
↓
500エラー発生
はい、正解!
PCもHDDやSSD等のストレージ容量が無くなるとOSが不安定になるのと同じ原理です。
Autoptimize自体にはサーバーの容量が少なくなってきたから自動で動作を停止するというような機能はついていませんので、サーバーの残容量にかかわらず動かせば動かすだけキャッシュファイルを作り続けるんですね。
つまりワードプレスを運用しているあなたが手動で定期的にキャッシュファイルを削除する必要が生じます。
Autoptimizeは、インストールして有効化するとワードプレスの管理画面上部でキャッシュファイルの状況をお知らせしてくれるようになります。
キャッシュファイルが多くなってくると、このお知らせ部分で”キャッシュファイルを削除せよ!”とお知らせしてくれるのです。
ご丁寧にキャッシュファイルがいっぱいだから削除して・・という旨の警告メールまで送ってきてくれます。
・・・・・だったら自動で削除してくれればいいのに、と思ったりするのは僕だけれは無いはずです。
しかも・・・です。
Autoptimizeからキャッシュが増えたから削除してね、という警告は結構頻繁に出てきます。
ブログのアクセス数によってキャッシュが増加するスピードもまちまちだでしょうし、サーバーの残容量もまちまちなので一概にどのくらいとは言えませんが、今回の僕の場合だとキャッシュファイルを削除して24時間経過しないうちにAutoptimizeから”キャッシュファイルを削除して”と警告されました。
管理画面上部のお知らせゾーンが赤くなり、そして警告メールが送られてきます。
忙しくない時ならなんとかならなくもないのですが、忙しくて1日や2日管理画面からキャッシュを削除しなかっただけで500エラーでブログが停止してしまうなんて、最高のかまってちゃんプラグインだと思います。(笑)
キャッシュファイルが一杯になりワードプレスが動かなくなると、サーバーが500エラーを返しブログへのアクセスができなくなります。
その時になって焦って管理画面にアクセスしようとしても、時すでに遅し!
ワードプレスの管理画面にアクセスしようとしてもいつもの管理画面は表示されません。
ワードプレスの管理画面もワードプレスの機能なので、ワードプレスが動かないと表示されません。
500エラーと表示された画面をみて呆然とするしか無くなってしまうわけです。
・・・とまぁ、そんな事にならないように、是非この記事を見て導入可否の判断やエラー発生時の対処方法の参考にしていただければと思います。
ワードプレスブログのサーバーが500エラーを返した原因と対処方法
ワードプレスのサーバーが500エラーを返してくる原因は様々です。
今回は500エラーが発生したタイミングがAutoptimizeを導入した後であったことや、過去に同様のエラーを経験していたことで原因の特定は非常に簡単でした。
では、今回Autoptimizeによって発生したワードプレスの500エラーの原因と対処方法についてまとめておきます。
500エラーの原因はAutoptimizeのキャッシュファイル
今回僕が遭遇したワードプレスのサーバー500エラーはAutoptimizeが作成するキャッシュを削除しなかったために、サーバー容量がいっぱいになりサーバー上でワードプレスが動作できなくなったことが原因でした。
Autoptimizeは管理画面にアクセスすると、管理画面上部に常駐して状況をお知らせしてくれます。
<Autoptimizeのキャッシュファイルが溜まっていない状態>
管理画面上部の常駐部分でファイルが溜まっているかどうかを確認し、キャッシュファイルを削除することが出来ます。
<Autoptimizeのキャッシュファイルの警告が出ている状態>
500エラーが発生する原因は他にもあるので、500エラーの全ての原因がAutoptimizeではないので、注意してくださいね。
Autoptimizeプラグインを導入していて、キャッシュ削除の警告が出ていたな・・という状態で500エラーが発生した場合は、まず最初にサーバー容量を圧迫したことに起因したエラーだと推測して良いと思います。
サーバー容量の確認方法
サーバー内の容量をどの程度使用しているのかというのは、各サーバーの管理画面にログインしてサーバーの空き容量等の項目を見ることで確認することが出来ます。
Xサーバーの場合はサーバーパネルにログインし、以下の画像の赤枠の部分で確認することが出来ます。
”空き容量”がゼロもしくはゼロに近い数字になっていれば、間違いなくキャッシュファイルによってサーバー容量が圧迫されているので、速やかに手動によるキャッシュファイルの削除を試みましょう。
Autoptimizeのキャッシュファイルが原因で発生した500エラーから復帰させる対処方法
Autoptimizeのキャッシュファイルが原因でエラー500が発生した場合、ワードプレスの管理画面にもアクセスできなくなります。
つまり、ワードプレスの管理画面からAutoptimizeのキャッシュファイルを通常の手順で削除することが出来ないので、手動でFTP接続して対処するしか方法がありません。
<FFFTPによるFTP接続方法については以下の記事を参照>
[blogcard url=”https://yu-kilifedesign.com/10navifree/ffftp_install_setting/”]
ここではFTP接続してキャッシュファイルを手動で削除する方法をお伝えします。
まず、FFFTP等のFTPソフトウェアを使用しサーバーにアクセスします。
サーバーに接続したら、wp-contentフォルダ→cacheフォルダ→autoptimizeフォルダと階層を辿ります。
cssフォルダとjsフォルダが存在しているはずですが、この各フォルダの中身のファイルがキャッシュファイルです。
cssフォルダを開き、その中のファイルをすべて削除。
次にjsフォルダを開き、その中のファイルを全て削除
この2つの手順を行うことでAutoptimizeのキャッシュファイルを手動で削除することが出来ます。
Point削除するキャッシュファイルは
・cssフォルダの中のファイル全て
・jsフォルダの中のファイル全て
慌ててしまって決して他のファイルやフォルダを間違って削除してしまうことの無いように注意してくださいね。
こういった不測の事態に備えて時に、サーバーのバックアップを毎日行っておくと安心です。
<サーバー内のワードプレスをまるごとバックアップする方法>
[blogcard url=”https://yu-kilifedesign.com/10navifree/backwpup_install_setting/”]
Autoptimizeのキャッシュが500エラーの原因だとわかった理由は?
今回の500エラー、実はエラーが発生する前に通常運用ではおこなわない事を行っていたことで、エラーが発生した時に「多分あれだな」という原因の見当が実はついていました。
それは、これまで使用していなかったプラグインAutoptimizeを有効化したこと、でした。
ここ数週間記事を更新することしかしていなかったので、いつもと違うことをしたとすればAutoptimizeを有効化した以外にありません。
そして、さらに言えばAutoptimizeから「キャッシュを削除してください」という警告メールが届いていたので、そろそろキャッシュを削除しなきゃなと思っていた矢先に発生したので、すぐに原因の仮説を立てることが出来ました。
エラーによってワードプレスの管理画面にはログイン出来ない状況になっていましたが、サーバー側の管理画面にログインしてディスク容量を確認することで原因を特定しました。
PCでもスマホなどでもそうですが、コンピューターの類は動作するために作業領域を必要とします。
その作業領域はいわゆるHDDやSSD等のストレージ(保存領域)なので、そこがファイルなどで最大限使用されていると、動作できなくなります。
この事を知っていれば、サーバー管理画面からディスク容量が一杯になっている事を確認できさえすれば、原因の仮説を立てることが可能になります。
ワードプレスがエラーを起こしやすい操作とは?
通常、記事を投稿するだけの運用を行っていれば、よっぽどのことがない限りワードプレスが致命的なエラーを起こす事はありません。
※アクセス集中によりサーバーに負荷がかかり読者数を制限している状況の503エラーを除く。
ワードプレスが500エラー等を起こし、管理画面にアクセスできなくなる等の症状は、ある程度のきっかけが存在することがほとんどです。
ワードプレスがエラーとなるトリガーになりやすい操作・プラグインを導入した(特にシステム系に変更を加えるもの)
・”.htaccess”ファイルを変更した
・テーマエディターで各種phpファイルを変更した
僕が過去やらかした”ブログ画面はもちろんワードプレスの管理画面も真っ白になって、同時に頭も真っ白になる”エラーをご紹介しておきます。
・ワードプレスにキャッシュを組み込もうとしてプラグインを導入→管理画面真っ白
・ブログを高速化しようとして”.htaccess”ファイルを編集→管理画面真っ白
・ブログのデザインを修正しようとphpファイルを編集→管理画面真っ白+エラー行表示
しかも各1回というレベルではなく、何度も・・・(笑)
ネットで調べ上げ解決したものもありますが、多くはバックアップファイルの存在があったからこそなんとかすることが出来ています。
問題が起きた時にはそのファイルをそっとバックアップしていたファイルで編集したファイルを置き換えることで、ワードプレスが普通に動き出す瞬間に何度立ち会ったことか。
ちっきしょーというマイナスな気分からプラス気分へ転換する瞬間の気持ちは未だに忘れられませんね。
そして、できればもう二度とあの気持は味わいたくないなと・・(笑)
ブログをカスタマイズする際には、絶対に実行前にブログ全体や編集するファイルをバックアップしておくことを強くおすすめします。
まとめ
ブログが動かなくなってしまうエラー500等は本当に怖いものですよね。
アクセスが絶好調の時にあのエラー500シリーズを見てしまった時には流石に冷や汗が出てしまいます。
エラーが発生した場合は、原因の特定をいかに早く行うことができるか、というのが大きなカギになります。
原因さえ分かれば、あとは対処を行うだけなので、対象方法を確認すればなんとかなる可能性が高くなりますからね。
それでもダメなら、バックアップファイルでまるっともとに戻しましょう。
そのためにも、バックアップはデイリーで取得しておいたほうが良いように思います。
まぁ、そんなエラーに遭遇しないのが一番なので、プラグインの導入や内部ファイルの変更は慎重に行ってゆきましょう。

2018年夏、長いサラリーマン生活から独立、起業。自由をゲットしました。
人生は一度きり、行きたい時に行きたい場所に行き、やりたいことをやる。
時間と経済的な自由を得て、自分に嘘をつかないスマートライフを送っています。
好き:乗り物、しいたけ、モフモフ猫さん、レッサーパンダ
嫌い:パクチー、夢のない仕事、カロリー
サラリーマンとしていくら頑張っても、結局は人からの評価で物事が決まり、たった一度の人生であるにも関わらず「住むところも、稼ぐ額も、自由になる時間も自分自身が決める事が出来ない」、という不自由に嫌気がさしたのがインターネットビジネスを始めたきっかけ。
【実績】
2017年2月:副業としてネットビジネス開始
2017年8月:副業で月収70万円達成(ブログ)
2018年1月:自身で1記事も書かずに月収60万円達成(ブログ)
2018年7月:念願の独立(自分自身の働き方改革)
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