2019年の5月後半から怒涛のごとく警告が発せられ始めたGoogleアドセンスの「ads.txt」の設置。
「要注意-収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください」
なんて言われては、ちょっとびっくりしますよね。
この記事ではアドセンスからの「ads.txt」ファイルの問題を解決する方法をレクチャーしています。
これから対処しようと考えている方は参考にしてみてください。
また、記事中には僕が過去にアドセンス以外の広告を設置した際にアドセンスから「ads.txt」に関する警告を受け悲惨なことになった失敗談もお伝えしています。
収益に関する非常に重要なことなので、僕のようにアドセンスからの広告配信が停止するなんていう事にならないように、しっかりと対応してくださいね。
この記事でわかること
Point
- ads.txt警告に対する対処・解決方法が具体的にわかります
- ads.txtの文字コードがUTF8以外でもいいことがわかります
- ads.txtをアップロード後、警告が消えるまでの期間がわかります
アドセンスから「要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。」と警告されたら行うこと!
アドセンスの画面上部に「要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。」と警告が表示された場合、やるべきことはたった一つ。
「ads.txt」の設置です。
もう少し具体的にお伝えすると、あなたのブログに「ads.txt」をアップロードしGoogleアドセンスからやってくるクローラーがそのファイルを読み取れるようにしなければなりません。
レンタルサーバーでワードプレスを運用している場合の手順の概要は以下の通りです。
- ads.txtを作成する(ダウンロードも可能)
- FTPソフトを使用してads.txtをアップロードする
- 警告が解除されるのを待つ
※詳細の対処・解決方法は後述
ブログサービスを使用している場合は、ブログサービス別に対応方法が異なります。
ブログサービス別対応方法一覧
- はてなブログ:ads.txtは設置できない(その機能が無い)
- ライブドアブログ:ads.txtは設置できない(その機能が無い)
- Seesaaブログ:ads.txtは設置できない(その機能が無い)
- So-netブログ:「設定」から「ads.txt」設定
- FC2ブログ:「環境設定」から「ads.txtの設定」
- Blogger:独自ドメインのみ設定可能
【Bloggerの詳しい設定方法】
[blogcard url=”https://support.google.com/blogger/answer/1269077#adstxt”]※見た目英語ですが、ジャンプ先は日本語なのでご安心を
では、レンタルサーバー環境においてワードプレスでブログを運用している場合の具体的な解決方法をお伝えしてゆきます。
「ads.txt」問題を解決する為に準備が必要なソフトウェア
FTPクライアントソフトウェア
サーバーにファイルを直接アップロードする為のソフトウェアです。
有名なところではFFFTPやFileZilla、CyberduckI(MacOS)などのFTPクライアントソフトです。
このFTPクライアントソフトウェアを使用して、「ads.txt」をサーバーにアップロードします。
そもそも「ads.txt」って何をするものなのか?
「ads.txt」はブログやWEBサイトなどで使用されるオンライン広告の詐欺行為を防止するための仕組みとして利用されるファイルです。
何が問題で何のために「ads.txt」が必要なのか。
超簡単にまとめてみました。
- 何が問題?:広告のクリックを偽装して不正に利益を得られてしまう
- 誰が損する?:広告主
- 損するってどういう事?:実際には広告がクリックされていないにもかかわらず、クリックを偽装され広告費を支払うことになる
- ads.txtの役割は何?:偽装されないよう、アカウントIDを証明する為に使用される
もっと詳しく知りたい方は「アドフラウド」で検索してみると詳しく学ぶことが可能です。
この「ads.txt」を利用した詐欺を防ぐ仕組みを使った取り組みはまだ新しく、これから利用が拡大してゆくものと思われます。
尚、Googleによると以下のように説明されています。
認定デジタル販売者(ads.txt)(英語)は、IAB による、プログラマティック広告の透明性を向上させるイニシアチブです。サイト運営者またはパブリッシャーは、自身の ads.txt ファイルを作成し、広告枠の販売を許可する販売者を明示することができます。ads.txt ファイルは一般公開され、購入者や第三者ベンダー、エクスチェンジからクロールできるようになります。
ads.txt の使用は必須ではありませんが、使用することをおすすめします。ads.txt ファイルを使用すれば、特定のドメイン、アプリ、動画から配信されたと見誤らせるような偽の広告枠から、自社のブランドを保護することができます。認定販売者を宣言することで、偽の広告枠に奪われる可能性のあった広告収益を獲得し、収益を増やすことができるようになります。
ブログに配信している広告がアドセンスのみの場合や、アドセンス+amazonなどのアフィリエイト広告のみであれば今の所「ads.txt」の設置が推奨されるというレベル感です。
しかし、別の広告仲介事業者と契約しアドセンスに加えて広告配信を行う場合は、「ads.txt」が必須であると考えておいたほうが良いです。
ちなみに僕は「この他事業者の広告配信とアドセンスを併用した時」に「ads.txt」をすぐに設置しなかったので1日半ほどアドセンスからの広告配信が停止した経験があります。
実は怖い「ads.txt」の警告
アドセンスのみでブログの広告運用を行っている場合は今の所「ads.txt」の設置は任意です。
つまり、対応してもしなくてもいいというレベル感です。
(警告が出続けるので気にはなりますけどね)
しかし、アドセンスと並行して別の広告仲介業者から広告配信を受け始めたタイミング等に「ads.txt」警告が表示された場合は注意が必要です。
僕は以前、Googleアドセンスの広告配信に加えて、株式会社マイクロアドより広告配信を受けた時に「ads.txt」の警告をアドセンスから頂きました。
実際にマイクロアドからの広告が配信され始めた翌日くらいでしょうか、アドセンスの画面上部に「ads.txt」を導入するよう警告が表示されました。
対処しようと思いつつ1日ほど放置した所、その次の日にはアドセンスからの広告配信が止まってしまいました。
このように、アドセンスからの広告配信が停止してしまうという事態にも繋がる可能性があるので、アドセンスと別の広告仲介業者からの広告を併用している場合は特に注意が必要です。
尚、アドセンスからの広告配信が停止し慌てて「ads.txt」をサーバーにアップロードしましたが、Google側がそれを認知してくれるまで35時間程度の時間を要したため、収益へのダメージが2.5万円くらい発生してしまいました。
アドセンスとは別の広告配信業者を併用して利用している方はくれぐれもご注意ください。
アドセンスからの「ads.txt」警告に対する対処・解決方法とは?
では実際にアドセンスからの「ads.txt」警告に対する対処・解決方法をご紹介します。
Xサーバーでワードプレスを使用しているという前提でお話しますが、使用しているレンタルサーバーが異なっても行うことは同じですので参考にしながらやってみてください。
ads.txtを作成する
まず、「ads.txt」を作成します。
作成すると言っても、必要な内容が記載された「ads.txt」ファイルをGoogleが用意してくれているので、遠慮なくダウンロードして活用しましょう。
実際の画面の画像を用いて確認しながら説明します。
アドセンスの画面を開くと「要注意-収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください」という警告のすぐ右側に、「今すぐ修正」というリンクがあるのでそのリンクをクリック。
対象のサイトの一覧が表示されます。
アドセンスを導入しているブログが複数あれば画像のように複数表示されます。
上部の枠の左下に「ダウンロード」のリンクがあります。
「ダウンロード」のリンクをクリックすると、あなたのサイト専用にカスタマイズされた「ads.txt」がダウンロード出来ます。
ダウンロードした「ads.txt」ファイルは既にあなたの情報が入力され、そのまま使用できるような状態になっているので「中身の修正は不要」です。
この「ads.txt」ファイルをそのままFTPクライアントソフトを使用してサーバーにアップロードしてしまえばOKです。
よほどのことがない限りはGoogleからダウンロードした「ads.txt」ファイルをそのまま使うことをおすすめします。
ご自身でファイルを作る場合は、必ず以下のフォーマットを使用し、pubから始まる運営者IDをご自身のものに置き換えて使用してください。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
また、アドセンスだけを使用している場合の「ads.txt」は必ず1行になりますので途中で余分な改行などを入れないようにしてください。
アドセンスのヘルプページはこちらになります。
[blogcard url=”https://support.google.com/adsense/answer/7532444?hl=ja”]
FTPソフトを使ってads.txtをサーバーにアップロードする
「ads.txt」ファイルをダウンロード出来たら、次はFTPを使ってサーバーに「ads.txt」をアップロードします。
「ads.txt」ファイルをアップロードフォルダの場所
【X10-30プラン契約の場合】
「 /ドメイン名/public_html 」内
【WP-X契約の場合】
「 / 」内
※Xサーバー以外のレンタルサーバーの場合はアップロード先の場所が異なる場合があります。
実際にFFFTPでサーバーのフォルダを開いた画面の画像ではこの様になります。
【X10-30プラン契約の場合】
【WP-X契約の場合】
FTPソフトウェアをまだインストールできていないって方は、以下の記事を見ると簡単にFTPソフトウェアであるFFFTPのインストールや設定を行うことが出来ます。
[blogcard url=”https://yu-kilifedesign.com/10navifree/ffftp_install_setting/”]
ads.txtが正しく設置されたか確認する
「ads.txt」ファイルをアップロードしたら、正しくアップロードできた確認をしておきましょう。
確認方法は簡単です。
確認方法ブラウザのURL欄に
https://○○○○←あなたのドメイン/ads.txt
を入力しましょう。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
が一行表示されていればOKです。
こんな感じで表示されます。
FTPでアップロードしたのに、URLにアクセスして上記のように表示されない場合は、アップロードしている場所を間違えています。
「https://○○○○←あなたのドメイン/ads.txt」のURLでアクセスして読み込めなければ、Googleアドセンスのクローラーも読み込めないので確実にこの確認は行ってください。
尚、Gogoleから「ads.txt」ファイルをダウンロードしてファイルを開いていないと思いますので、ここでpubから始まる運営者IDがご自身の運営者IDと一致しているかどうか確認しておきましょう。
Pubから運営者IDは、アドセンス画面の左のメニューから「アカウント」をクリックするとアカウント情報として表示された中にサイト運営者IDとして表示されています。
あとは、Googleからクローラーが来て「ads.txt」が正しく設置されていることをGoogleが確認すれば、アドセンス画面上部の警告表示はなくなるはずです。
ads.txt警告が表示されなくなるまでの時間の目安は?
「ads.txt」を設置してからアドセンス画面上部の警告が表示されなくなるまでの期間の目安は3-4日です。
場合によっては1週間程度の時間を要す場合もあるようです。
設置完了後は少々もどかしいのですが、1週間程度は様子を見ましょう。
ads.txt、文字コードが影響するかを調べてみた結果
ネット上の記事に「ads.txt」は文字コードをUTF-8にしなければならないといった記事が存在しています。
文字コードの概念はネットビジネス初心者にとっては少々ややこしいものですよね。
僕のサイトにもアドセンスから「ads.txt」を設置するよう警告が表示されたので、実際に僕自身のサイトを使って本当に「ads.txt」はUTF-8で作らなければならないのかを検証しました。
※「ads.txt」ファイルをアドセンスの画面からダウンロードした場合も特に文字コードを気にする必要はありません。
【検証内容】
文字コードUFT-8とSift-JISで作成したそれぞれの「ads.txt」ファイルをFTPでアップロードしアドセンスの警告が消えるかどうかを確認する
【検証方法】
AのブログにはUTF-8で作成した「ads.txt」をアップロード
BのブログにはSift-JISで作成した「ads.txt」をアップロード
【検証結果】
A、Bどちらのサイトも問題なくGoogleアドセンスに認識された
これらの検証により、「ads.txt」ファイルの文字コードはあえてUTF-8に変換しなくても大丈夫であることが確認されました。
日本語環境であれば通常「Shift-JIS」になっていると思いますが、それでも問題はありません。
文字コードを気にされていた方は、気にせず「ads.txt」ファイルをアップロードしてください。
ads.txt設置後に警告が非表示になるまでかかった時間(僕の場合)
今回、僕が管理・運営しているブログに「ads.txt」を設置し、アドセンスの警告が解除されるまでの時間を計測してみました。
僕のサイトで「ads.txt」の警告表示がなくなるまでに必要だった時間」:約24時間
・記事数:約800
・ブログ運営期間:約20ヶ月
以前、アドセンスからの広告配信が停止し、急ぎ「ads.txt」をアップロードした時は35時間程度だったので、たまたま処理したタイミングが良かったのか、前回よりは早く警告が表示されなくなりました。
ads.txt設置後の警告非表示までの時間(僕のアドセンスコンサル生の場合)
僕が運営しているブログとは別の、最近ブログを始めた僕のコンサル生の場合ではどうだったのか?
参考になると思いますので合わせてお伝えしておきます。
コンサル生サイトで「ads.txt」の警告表示がなくなるまでに必要だった時間:約7日間
・記事数:約25
・ブログ運営期間:約1ヶ月
あまりにも警告が消えないので、途中何度か「ads.txt」のアップロードをやり直したり、「ads.txt」を作り直してみたりしたのでひょっとすると純粋な期間としては正しくないかもしれません。
仮説ですが、もともとのブログの記事数や運営期間によってGoogleのクローラーボットがブログをクロールしに来る間隔は異なりますので、その間隔(=Google側がads.txtをが設置された認知する事ができるタイミング)によって警告表示が消えるタイミングも変わってくるのかもしれません。
「ads.txt」の問題が解決しない場合
Googleアドセンスがトラブルシューターを用意してくれています。
[blogcard url=”https://support.google.com/adsense/troubleshooter/7667405?hl=ja”]問題が解決しない場合は、このトラブルシューターを使って一つずつ確認しながら進めてみると良いです。
また、アドセンスヘルプのコミュニティにも「ads.txt」の修正の問題について複数のトピックが立っています。
こういった内容も参考になりますので、必要に応じて参照してみてください。
[blogcard url=”https://support.google.com/adsense/thread/7338255?hl=ja”]
[blogcard url=”https://support.google.com/adsense/thread/7383738?hl=ja”]
[blogcard url=”https://support.google.com/adsense/thread/7329484?hl=ja”]
[blogcard url=”https://support.google.com/adsense/thread/7164224?hl=ja”]
[blogcard url=”https://support.google.com/adsense/thread/7920541?hl=ja”]
まとめ
アドセンスの「ads.txt」の設置警告への対処方法をまとめました。
対処方法は難しくないので、この機会に対処しておきましょう。
また、「ads.txt」の文字コードはUTF-8でもShift-JISのどちらでも構わないことが検証の結果わかりました。
「ads.txt」ファイルをアドセンスのサイトからダウンロードした場合はなおさら関係ないので、気にせずにFTPでアップロードしてください。
「ads.txt」は設置してから警告表示が消えるまで少し時間がかかりますので、数日単位で消えるかどうかを確認してみてください。

2018年夏、長いサラリーマン生活から独立、起業。自由をゲットしました。
人生は一度きり、行きたい時に行きたい場所に行き、やりたいことをやる。
時間と経済的な自由を得て、自分に嘘をつかないスマートライフを送っています。
好き:乗り物、しいたけ、モフモフ猫さん、レッサーパンダ
嫌い:パクチー、夢のない仕事、カロリー
サラリーマンとしていくら頑張っても、結局は人からの評価で物事が決まり、たった一度の人生であるにも関わらず「住むところも、稼ぐ額も、自由になる時間も自分自身が決める事が出来ない」、という不自由に嫌気がさしたのがインターネットビジネスを始めたきっかけ。
【実績】
2017年2月:副業としてネットビジネス開始
2017年8月:副業で月収70万円達成(ブログ)
2018年1月:自身で1記事も書かずに月収60万円達成(ブログ)
2018年7月:念願の独立(自分自身の働き方改革)
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